■ ブルートレインシールの考察 ■

●登場時期
ブルートレインシール第2弾の登場時期は定かではないが、国鉄特急の「絵入りマーク」がシールで再現されているため、それが登場した1978(昭和53)年10月ダイヤ改正以降であるのは確実だ。また、ブルートレインのテールサインが絵入りに変更されたのはさらに1年後の1979(昭和54)年10月ダイヤ改正のことであり、これらもシール化されていることを考えると少なくともそれ以降であることがわかる。また興味ぶかいのは、昭和54年7月22日および23日に上野〜烏山間に運転された元祖ミステリー列車「銀河鉄道999」がシール化されていることで、運行後にこのシールの製作に入ったとすると、販売開始は早くとも昭和54年の暮れぐらいであろう。
絢爛を極めていた国鉄在来線特急群をタイムリーに網羅したアイテムであったと言えるが、いわゆる駄玩具の部類のシロモノ故、当時の国鉄に意匠使用の許可を得て製作されていたかどうかは不明である。
●外観、販売方法
箱の中に2枚入りの袋がごちゃっと入り、適当にピックアップして購入するタイプと、いわゆる引きくじ式で1枚入りのタイプの2種類が存在した。前者は1箱に3袋の当り券入りが混入されており、この当り券をゲットすることが出来るとコレクションブックあるいはボール紙の下敷きと交換できた。後者はもう一度引けたようである。
当時は1枚あたりの単価が10円であった。すなわち2枚入りタイプが20円、引きくじ式が10円である。
●袋(2枚入り)
おもて

 
   うら

 
2枚入りの袋は、表には栄光の東京機関区所属、P型EF65牽引による「出雲」、裏面は非貫通型183系「あずさ」の走行写真と「ひたち」「明星」のヘッドサインが印刷されている。現在、「出雲」はPF型EF65牽引で1往復が健在であるが、「あずさ」は351系および新鋭のE257系、「ひたち」は651系および653系へと完全に置き換え、「明星」は廃止となり、往時の姿を偲ぶことはできない。
●シール

おもて

 
   うら

 

表面には愛称マーク、列車正面写真(ブルートレインの場合は後方正面)、走行写真のいずれかが印刷されていた。いっぽう、裏面には愛称名と走行区間に加え、使用形式、走行距離、走行時間、表定速度(走行距離÷走行時間)が書かれている。表面の列車正面写真は同一形式の列車の場合ヘッドサイン部だけが差し替えられただけのものであるが、巧妙にはめ込まれているため、当時はヘッドサインを付け替えたりスクロールさせたりして撮影したと思い込んでいた。形式は正しいものが使用されているので許容できる範囲である。またこの正面写真は485系1500番台および381系については入手することができなかったらしく、完全な正面ではない。
●構成
ブルートレインシールは、各列車毎に@ヘッド(テール)サイン、A正面写真、B走行写真(または駅撮り写真)の3種で構成される。袋に入っているシールはランダムであるため、これら3種がそろう過程を楽しむこととなる。また当時東京区受け持ちだったブルートレインについてはこれらに加えテールマーク、後面正面写真、走行写真もう1枚という6枚構成となるためセットコンプリートは至難の技であった。