■ 山陰の初夏2001 ■

初夏の山陰路に国鉄色ディーゼルカーを追う!
■2001年6月、皐月雨から梅雨入り前の一瞬の間隙を突いてふたたび訪れた山陰は、一碧万頃の日本海がひろがるすばらしいロケーションであった。
緋色を纏って迅走する列車は風景とのみごとなコントラストを引き出して、シャッターボタンを押す指にも力が入る。このあと2001年7月7日から特急おき、くにびき、快速石見ライナーはそれぞれ新型車投入にて世代交代し、いそかぜは辛くも残存したが小倉〜益田間に区間が短縮。伝統の国鉄型車両が風光明媚な山陰路を駆け巡る姿は大幅に減少した(2001.6.1〜 6.3)。

石見ライナー(3454D)
とっとりライナー(3423D)

乃木
(50mm)
2001年6月1日
前日深夜に自宅を出発し、養老SAで仮眠後再スタート。吹田ジャンクションで中国道へ入りそびれて、仕方なく下道で神戸を通過して滝野社インターから中国道に復帰。米子道と9号バイパスを使ってやっとのことで松江にたどり着いた。ガス欠寸前。
いそかぜ(29D)
出雲神西−江南
(300mm)
米子始発ではあるが、山陰本線を走破して遠く九州は小倉まで走破するいそかぜ。かつてのまつかぜの流れを汲む長距離亜幹線特急だ。江南付近のストレート区間でキャッチ。
石見ライナー(3457D)
田儀−波根
江南からさらに西下して田儀に足をのばす。よく晴れ渡り、島根半島まで一望できるこの絶景俯瞰ポイントへ。
377D
田儀−波根
最高の景色のなか、国鉄色を堅持するキハ47のローカル列車が行く。30年以上も繰り返されてきた風景のはずだ。
おき4号(1044D)
田儀−波根
おき5号はなぜか来ず。先に上りのおき4号が来たため、後撃ちで撮影。その後、30分ほど送れておき5号は来たが、フイルムのカウントを誤って撮影できず。残念無念。
石見ライナー(3459D)
田儀−波根
上の場所からさらに北側に移動した場所のアングル。こちらは岬の感じを出した格好だ。
石見ライナー(3458D)
田儀−波根
3458Dは浜田からのブルトレ出雲があった時代に有名だった逆光アングルで撮影。
345D
田儀−波根
345Dは場所を変えて田儀駅西側のトンネル付近で撮影。夕方のためオレンジ色の車体がさらに赤く見えた。
くにびき1号(2047D)
田儀−波根
雑誌でも紹介されていた煉瓦のトンネルを生かした構図を試してみた。夕方の斜光に照らされたキハ181くにびき1号。
石見ライナー(3461D)
出雲市
大田市駅にクルマを泊め、出雲市駅までおき6号に乗る。わずか30分強の距離だが、キハ181系をどうしても体験したかった。大田市からいざ乗り込むと地元高校生の団体が乗っており、着座することはかなわなかった。仕方なくデッキでサウンドを楽しみ、短い旅が終わる。出雲市ではこの3461Dまでの10数分に弁当を買い込み、バルブ撮影も敢行。大田市まで戻りながら弁当を頂く。
くにびき4号(2040D)
折居−三保三隅
(50mm)
明けて2001年6月2日。前日は浜田に投宿していたのでこの撮影名所まで30分足らずで到達できた。朝の最初のターゲットはくにびき4号。
325D
折居−三保三隅
(50mm)
くにびきのキハ181のみならず、キハ58だってやってくる。
326D
折居−三保三隅
(50mm)
素晴らしい風景はキハ47ですら名優に仕立てあげる。
石見ライナー(3452D)
折居−三保三隅
(600mm)
上のカットの左手奥はトンネルだ。600mm超望遠でトンネルから飛び出す石見ライナーを狙ってみた。パノラミックウインドウを装備したキハ58が飛び出す瞬間をキャッチ。
537D
日原
3452Dまでで折居での撮影を切り上げ、益田の市街を抜けて一路山口線は日原へ。狙いはもちろん、これから繰り広げられる特急同士の交換だ。ちなみに、この537Dには知り合いのN氏が乗っていた模様。
おき2号(1042D)
おき1号(1041D)

日原
10時9分、おき1号とおき2号が山口線の日原駅で交換する。背後からおき2号が、前方のカーブの先からおき1号が同時に現れた。時刻に正確な運行がなされていることがよくわかる。
おき1号(1041D)
日原
30秒ほどの停車の後、両者同時に発車だ。おき1号がエグゾースト音もたからかに日原を出発する。先頭は運転士側のガラスが金属支持に改造されたキハ181-15だ。
いそかぜ(30D)
三保三隅−岡見
ふたたび益田の市街を抜けて岡見近辺まで戻る。
カメラを三脚に据えてしばらくすると、キハ181-45をしんがりにした上りのいそかぜがやってきた。このキハ181-45は米子所属(当時)ながら京都所属車と同様の塗色変更を受けており人気がイマイチだったが、このあとの転属(→延命)を考えると幸運な車両なのかもしれない。
石見ライナー(3455D)
三保三隅−岡見
つづけて石見ライナーも頂く。パノラミックウインドウのキハ28が先頭だ。このあたりは発電所建設により新ルートに切り替えられている。おかげでコンクリート橋やトンネルのポータルが近代的な印象を醸す。
おき3号(1043D)
三保三隅−岡見
さらにおき3号もつづけて頂く。クリームの車体にブルーのヘッドマークが良く似合っている。
石見ライナー(3457D)
浅利−江津
岡見を後にして、東に戻りながら撮影を続ける。ここ浅利−江津は江津という市街地に近い割りに、ローカルムードのある撮影ポイントが存在する。
石見ライナー(3456D)
浅利−江津
上と同一地点の別アングル。
おき5号(1045D)
湯里
さらに東上して湯里でおき5号を待つ。時間を読み違えていたため慌てて撮影。ちなみに撮影可能だったおき4号は途中で併走しながら「見る鉄」になってしまった。
344D
湯里
本当はこのアングルでおき5号を捉えたかった。しかたなく次の普通列車を撮影しようとかまえたところ、キハ120がやってきてかなりがっかりした。
jくにびき1号(2047D)
田儀−波根
東に戻る途中、くにびき1号をこのアングルで撮影したくなり、前日と同じポイントにカメラを構えた。準備中、熊ん蜂が周囲を飛び回り、冷や汗をかきながらの撮影であった。
石見ライナー(3458D)
田儀−波根
さらに3458Dは前日同様逆光アングルで撮影。こちらは道路から1段上がった場所なので前日よりは微妙に俯瞰気味だ。このあと松江の知人S氏宅に寄って、米子に投宿。
231D
泊−松崎
(420mm)
明けて2001年6月3日。とっとりライナーとブルトレ出雲を狙うために、定番のポイントを選択。休日ですでに20人ほどのギャラリーが出来上がっていた。会話を聞くとこのあとキハ181の臨時7連があることが判明。
9xxxD
泊−松崎
(420mm)
果たして、キハ181の臨時7連がやってきた。どうやら鳥取県内で行われた高校のスポーツ大会関連の臨時のようだ。あまりにも偶然の出来事は非常に幸運だった。
出雲(7レ)
泊−松崎
(420mm)
泊での最後は、予定通りブルトレの出雲を頂く。閑散期のため短い9連の出で立ちだ。
651D
弓削−神目
(420mm)
倉吉からの帰りは人形峠を越えて津山を経由。津山線でキハ58急行つやまを撮影したかったが、時間が合わずローカル列車を撮影したのみ。岡山インターから高速に乗って帰宅。昼下がりで切り上げたせいもあるが、最終日は今ひとつであった。
(2003.5.11掲載)

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